今後のD2C(ネット通販)業界のビジネスモデルとは?
以前流行していた、いきなり本商品の定期コース(サブスク)を販売する「ワンステップマーケティング」は、今後ますます衰退します。
その一方で、入口で無料モニターや500円モニターをオファーとし、実際に商品を試した上で納得して続けてもらえる「低価格ツーステップマーケティング」が昨今伸びてきております!
成功しているD2C(ネット通販)企業は、たとえどんな業種であろうと、この「低価格ツーステップマーケティング」を活用してネットマーケティングを行っているのです。
D2C(ネット通販)を取り巻く媒体環境とは?
実は数年前から
・SEO広告
・アフィリエイト広告
・運用型広告
・記事LP
等によって「ワンステップマーケティング」のビジネスモデルが大流行していました。
「ワンステップマーケティング」は商品に興味関心がある特定の人へのアプローチができるため、「ワンステップマーケティング」を活用した新規顧客獲得に注力しているD2C(ネット通販)事業主が非常に多い状況だったのです。
しかし、ここ1年間のEC市場は薬機法・特定商取引法等による取り締まりが強化されています。
さらに、あらゆる外部要因から「ワンステップマーケティング」による新規顧客獲得がますます難しくなっており、今後は、さらに厳しくなっていくことが予想されています。
だからこそ、今「低価格ツーステップマーケティング」に注目が集まっています。
D2C(ネット通販)における「低価格ツーステップマーケティング」とは?
冒頭でもお話した「ワンステップマーケティング」の特徴として、ニーズが顕在した層しか商品を申込まないことが挙げられます。
言い換えれば、「なんとなく青汁飲みたいな~」「なんとなくこのサプリメント飲んでみようかな」という人々のみをターゲットとして販売しているのです。
その一方で「低価格ツーステップマーケティング」の特徴は、潜在層のニーズを強引に顕在化させることができる点にあります。
「○○の無料モニター」「○○の500円モニター」など、まずは無料または低価格のモニター商品で興味を持たせ、入口のハードルを下げてあげることでそこから購買までをスムーズにもっていくことができるのです。
D2C(ネット通販)における「低価格ツーステップマーケティング」のメリットとは?
続いて、「低価格ツーステップマーケティング」のさらなるメリットについて解説します。
①「低価格ツーステップマーケティング」を実施すると獲得効率が上がる!
いきなり本商品の定期コース(サブスク)を販売する「ワンステップマーケティング」と比べまずは見込み客を集める「低価格ツーステップマーケティング」の方が新規顧客の獲得効率が良いのです。
②「低価格ツーステップマーケティング」を実施すると定期(サブスク)獲得件数が最大化!
「ワンステップマーケティング」と比較すると、新規申込みのハードルが下がるため、見込み客が多く集まり定期(サブスク)獲得件数が最大化されます。
③「低価格ツーステップマーケティング」を実施するとLTVが上がる!
「低価格ツーステップマーケティング」の場合は本商品の定期コース(サブスク)を申込む前に一度使用して実感したうえで納得して判断しているため「継続率」が高くLTVが高い傾向があるのです。
上図のように「低価格ツーステップマーケティング」にすることでLTVが1.1~2.03倍までアップした実績もあります。
以上がD2C(ネット通販)における「低価格ツーステップマーケティング」の仕組みとメリットについてでした。
「ワンステップマーケティング」に規制がかかり、ますます厳しくなっている現代だからこそ、今後、D2C(ネット通販)において勝ち残っていくことができるのは「低価格ツーステップマーケティング」だといえるでしょう。