“申込フォーム一体型記事広告”により、ネイティブ広告のコンバージョン率が最大2.87倍改善したというD2C(ネット通販)会社の実績が出ました。業界のトレンドであるネイティブ広告の最先端の手法についてお届けします。
ネイティブ広告の問題と課題とは
ネイティブ広告とは、記事(コンテンツ)と広告が自然に融合している広告のことです。
商品の購買意欲を高めるために、ユーザーに記事を読んでいただいた上で
商品専用のLP(ランディングページ)へ誘導するので、CPA効率が良く、
D2C(ネット通販)業界以外でも主流となっている施策でもあります。
しかし、ネイティブ広告には実は大きな課題があります。
それは、申込みが完了するまでのページの遷移が非常に長く、ユーザーが徐々に離脱してしまうということです。
一般的なD2C(ネット通販)会社は、記事広告からLP(ランディングページ)、ショッピングカートを経て申込みが完了するまで、
平均して“10個”のフローを設定しています。
インフィード広告→記事広告→LP(ランディングページ)→商品詳細画面→カゴ画面→ログイン(会員登録)画面→お届け先入力画面→支払方法選択画面→申込確認画面→申込完了画面の“10個”のフローです。
ネイティブ広告はCPA効率が良い施策とされているものの、
実は商品の申込完了まで非常に長いページ遷移を経ることになり、
ユーザーにとって、かなり面倒な申込フローになってしまっています……。
ページの遷移が長ければ長いほど、ユーザーが徐々に離脱していくことは、読者の皆様も肌感でご理解いただけると思います。
せっかく記事広告に訪問してくれたとしても、ページの遷移数が多いとお客様はバケツの底に穴が開いて水が落ちていくように、徐々に離脱してしまい、申込完了ページまでたどり着かないのです。
商品の購買意欲が高いユーザーを離脱させてしまうのは非常にもったいない機会ロスとなってしまいます。
ではどうすればよいでしょうか。その答えは簡単。“長ければ、短くすればいい”のです。
つまり、“申込フォーム一体型記事広告”にして、ページの遷移を短くすると、コンバージョン率は最大化されます。
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“申込フォーム一体型記事広告”により、
ネイティブ広告のコンバージョン率が最大2.87倍改善!
“申込フォーム一体型記事広告”とは、名前の通り、記事広告の最下部に
申込フォームを設置するネイティブ広告の手法です。
“申込フォーム一体型記事広告” にして、ページの遷移を短くすると、ネイティブ広告のコンバージョン率が平均2.12倍、最大2.87倍改善した実績もあります。
この施策の原点となっているのは、“申込フォーム一体型LP(ランディングページ)”にして、ページの遷移を短くするとコンバージョン率が1.5倍~2.5倍上がる!というD2C(ネット通販)で必ずやるべきノウハウです。
“長ければ、短くすればいい”という発想を横展開したもの、それが “申込フォーム一体型記事広告”です。
「記事広告を読んで商品に関心を持ってもらったその瞬間に申込完了ができるように、
ページの遷移は長いよりも短いほうが絶対にいい!」という仮説のもと、
とあるD2C(ネット通販)会社(化粧品通販会社)で、
一般的な記事広告 vs “申込フォーム一体型記事広告”の【A/Bテスト】を実施した事例をお伝えしましょう。
従来の記事広告 の“10個”のフローと、“申込フォーム一体型記事広告”の“4つ”のフローで
【A/Bテスト】を実施した通販会社は、例外なくすべて“申込フォーム一体型記事広告”が勝利し、コンバージョン率は平均2.12倍アップしました。(『売れるネット広告社』調べ)
さいごに
今回お伝えしました “申込フォーム一体型記事広告”による
ネイティブ広告のコンバージョン率を最大化した事例は、もともとコンバージョン率を最大化させる
“フォーム一体型LP(ランディングページ)”のD2C(ネット通販)で必ずやるべきノウハウを応用した施策です。
勝ちパターン・ロジックをあらゆるところに“横展開”していくという視点が重要となります。
勝ちパターンを“横展開”するIDEAで【A/Bテスト】を繰り返し、
D2C(ネット通販)の売上を拡大させるノウハウ・新たな事例が出ればまたご紹介します。次回コラムもお楽しみに!